これまでどんな形で多読を進めてきたか触れてみます。読んだ本の種類や内容とその時の感想を振り返ります。英語多読の効果を定着語彙数で確認してみました。
累積100万語
やっとここまで来ました。区切りがよく、多読というものが新しい人にとってはなんとなくすごそうな響きです。そういう意味で印象的な数字です。
図書館でOxford reading tree を発見したことで、この多読の必須本に君臨するシリーズはぜひ読んでおこうと全stageを読んでいきます。
ネイティブの児童向けで、ハードボイルド調の名探偵Nate The Greatも読み進めます。これも全20巻ほどあります。登場人物がほぼ固定で、1冊ごと読み切りなのでどれから読んでも問題ないと思いますが、巻末には順番も記載されているので入手できれば最初から狙って読むこともできます。実はかなり古く1972年から発売された作品です。
oxford bookworms(OBW)はstage2の比率も高くなってきました。
累積100万語の感想
当時の感想は下記のようでした。
「ついに到達した。ちょうど半年でここまで来た。まだ、YL3以下でも完全な理解にはいかないが、本を読む体力は付いた。この学習法はやはりどれだけ上達できるか不安なところであるが、まず面白いのと、趣味のような感覚で継続できる。多読を1年も継続したら、それは将来の成長が楽しみにできるかもしれない。幸い本の入手先は恵まれているので、無駄にネットサーフィンなどせず、毎日本を読んでいきたいという意気込みはある。実際は頭が疲れたらネットしてしまうのが悩みだ。OBWと、nate、MTHをメインの本として読んでいる。シリーズ物はまだ豊富にあるし、OBWはstage6までそろっているのだから、本不足にはならないだろう。150万語に到達するころにはOBW3をちょうどよく感じてみたい。」
2018年8月から開始して、2019年3月に100万語到達です。6か月かかりました。日数にして189日でした。多読は分からないところを飛ばす読み方をしますが、YL3の理解度は高くないようです。精読をしていた方ならこのレベルの文の分解はさほど難しくないかもしれません。
100万語到達すれば洋書を読みこなすことができる。というようなイメージが少しはあったかもしれませんが、遠く及ばないことを実感しました。実際は学習者向けのGRでも難しく感じます。しかし「難易度を考慮して選んだ洋書を楽しむことはできる」とは言えます。
このころからこの多読という勉強法は自分に合っていると感じているようです。ただ読むだけで難しいことは後回しなので、もはや勉強ではない、ただ娯楽としての読書という位置づけです。
800万語到達の今でも大体毎日読んでますが、無駄な時間の使い方もやめることができてないです。三日坊主というほどの高速レスポンスではないですが、私はあまり長続きするほうではなかったと思いますがそれでも多読は続けています。細く緩くで継続することで、習慣化するのがポイントなのかもしれません。
振り返って契機となったのは本の入手先を確保できたということだと思っています。図書館は偉大です。図書館x電子書籍の組み合わせもあるようなので、私はまだ利用したことないですがこういったサービスは起爆剤になりそうです。多読初期は語数の少ない本を大量に読む必要があるので、自費で用意というのはかなりの負担になり、場所も取ります。ですので本の入手という壁は、途中で多読をやめてしまう理由として十分にありえます。多読履歴 ~20万語 語数毎の感想 ここの累積3万語に少しだけ本の入手について記載しています。
定着語彙数
自分の知っている語彙数を計測するサイトがあります。2021年頃はhttp://testyourvocab.comでしたが、2022年現在は変わったようです。語彙数の計測自体はほぼ同じようですが。
(現在はhttps://preply.com/en/learn/english/test-your-vocab)
自分が知っている語彙にチェックしていくことで、身に着けた推定語彙数を計測するサイトです。頻出語彙順で単語が並べられているので、同程度の登場頻度を持つ語彙グループはおおむね知っているという考えのもとで推定しているようです。
語彙数の一例で、中学過程での語彙数は1500word程度、高校過程では3000word程度らしいです。大学受験では5000wordくらいは必要と言われます。ネイティブスピーカはというと大人は平均25000語、ネイティブの6歳で10000語程度あるようです。
私の場合計測サイトによると100万語到達時6550wordでした。初めて計測したのが50万語時点で5630wordでした。およそ900word増加したことになりますが、これは純粋に多読の効果といえます。いわゆる単語帳のみを使った勉強はしませんので、多読中に触れたことのある語彙がだんだんと定着したということです。GR本は巻末にそのGRのレベルで初登場だったり、低頻出語彙の単語に対して説明があるので、単語自体の知識はGR本の巻末で得ていました。
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