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多読時間とTOEICスコアアップ

英語多読を続けていますが、TOEIC点数の上昇を狙った学習法としては時間がかかると思います。ではかけた時間と点数の関係はどうだったかというのが気になります。

目次

英語学習時間の目安とTOEICスコアアップ

期限が決まっている場合、目標となるTOEIC点数まで何時間勉強すれば到達できるかは気になると思います。現時点の自分の点数と、目標点数からおおよその勉強時間が下記出典で示されています。左側が現在の点数で、上部が目標の点数ですので、今450点の人が650点に到達するには450時間の学習時間が必要であるということになります。

A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success Oxford

リーディングスピード wpm

私の場合はただひたすら2018年から学習者向け洋書をメインにして、英字新聞、雑誌などやさしい難易度の物を選んで読んできました。個人差があると思いますが、英文を読むスピードは人によってそれぞれです。私の場合はおおむね70~140wpmのようで日本人の標準的なスピードくらいか遅いくらいだと思います。文章の難易度によってもばらつきはでますね。
The sun is shining, The birds are singing. このような定型で見かけるような例文でみると、単語1つずつ単純に数えてそれを語数としますが、8単語で構成されています。words per minuteで1分間に何単語読めるかでリーディングスピードを表します。英文を読んでいって、1分間で100単語読めれば100wpmということです。日本人のスピードは平均100wpmくらいでネイティブは300wpmくらいといわれているようです。

多読時間

多読を継続して語数は記録しているのですが、wpmは難易度や集中力でばらつきが多いので特に読書毎に意識して測定していません。なのでざっくりわかりやすく100wpmとします。多分、実際に私はこのくらいだと思います。多読を継続している人は自然にリーディングスピードが上がっていくのですが、もともとが遅かったのでこんなものなのかもしれません。
2021/11の時点で714万語読んでいました。
7140000語/100wpm/60分=1190時間
およそ3年半ということですが、1190時間も英文を読んでいたとすると、時間だけ見るとさぞ上達しただろうと考えたくなりますが・・

多読時間とTOEIC点数

水色の棒グラフが多読開始前(2018/5)との比較した増加分です。
オレンジ色折れ線が累積多読時間です。
おかしいな、オレンジ色は上向きなのに水色が大して変わってない。グラフの表示マジックでもなさそう。
最初の記事で450点の人が650点に到達するには450時間の学習時間が必要ということでした。まさに多読前が450点でしたので、2019/11には650点に到達してもよいはずですがそんなことはありませんでした。2021/11の時点で英語を1190時間読みましたが、975時間を必要とする850点には全く及ばずです。
最も効果があったのは多読初期の20万語のときですね。多読時間22時間で100点上昇しています。

多読による勉強法

以上のように多読学習だけでは時間の割に成果が高くないですね。もちろん人によって学習履歴が違うので基礎が固まっている人こそ次に行う学習法が多読だと思っています。私はその基礎をおろそかにしているにすぎないのかもしれません。
これから多読を実施しようという人は普段の勉強法に追加するメニューとしてやるのがいいのでしょうね。
と、効率面からみると微妙なところですが、もはや英文を読むことは日常になっているので、今更やめようとは思いません。単純に読んでて楽しいので続けられています。

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