これまでどんな形で多読を進めてきたか触れてみます。読んだ本の種類や内容とその時の感想を振り返ります。
累積450万語
450万語です。なかなかバラエティーに富んだラインナップに仕上がってきました。
OBWを多読の基本としつつ、文法のやり直しと、多読を始めてから初となるpaperbackもようやく読める時が来ました。
OBWは気合を入れてstage5に挑んでいます。1冊の分量も3万語近くあるので読みごたえは十分です。1文が長くなってきますので、情報量もあり詳細な描写を楽しめますが、だからこそ難易度も高いです。特に登場人物が多いとその関係性をうまくつかみ取れず、結局何の話?という状態になりやすいと思います。
そしてOBWの最高難易度であるstage6も初挑戦です。GR本はOBWのほかにもペンギンリーダー、マクミランリーダーなど代表的な種類がいくつかあります。GR本全体で探していくと、同じ題材が異なるレベルで存在します。そのような題材でおすすめはJane Eyreです。Jane Eyreはマクミランリーダ YL1.5、ペンギンリーダー YL3.5 、ラダーシリーズYL4、オックスフォードブックワームYL6にあります。自分のレベルに合わせて同じ題材を読めるので、多読初期から自分の成長に合わせて読んでいけます。YLが上がっていくと細かいところまで表現されるので、主人公のJaneの言葉も徐々に強く、感情の乗った文体、言葉の奥の心理も現れてきて楽しめる要素が増えます。低いYLでは文字総量も限られているので、登場人物との関わりもばっさり削除されていたりします。OBW6を楽に読めるようになったら次のステップとして原書にも近づけるかもしれません。
文法は多読前から少しは触れてきたのですが、多読開始後に読むとまた違う感覚が得られました。語彙制限の英文とはいえ日本人向けの不自然な英文ではなく、本物の英文を大量に読んできたので、その中で出会ってきた英文から得た感覚が文法書からも感じられます。文法書は世界中で使用されているEnglish Grammar in Useです。このシリーズはイギリス版は3レベルあり、
初級レベル Essential Grammar in Use (CEFR A1-B1)
中級レベル English Grammar in Use (CEFR B1-B2)
上級レベル Advanced Grammar in Use (CEFR C1-C2)
のようになっています。私は初級と中級の2つを使っています。
初級レベルは多読前にも一応演習問題も含め全部読みました。中級は途中で挫折しました。かなりの分量があるので疲れてやめちゃいました。この文法書には和文は一切なく、全編英語で英語の文法を説明していますので、日本語を介在しないため自制とかニュアンスの違いを日本語で混乱することなく覚えることができます。ページ左側が解説、右側が演習問題の構成になっています。おすすめの文法書です。
English Grammar in Use はようやく読み切ることができました。見開きページ左側半分の解説だけですが。多読による長文の慣れで読書体力がついたことで読めたのかなと思います。
今回読んだpaperbackはネイティブの小学生高学年程度向けのものです。GR本と比べると語彙は幅広いので相当の難易度はありますが、多読的読み方で飛ばして大意をつかむ読み方で問題なく追っていけます。多読を始めたときにいつか読める時が来た時のために温存しておいた本で、Louis SacharのThere’s a boy in the girl’s bathroomです。多読界で有名な同じ著者のHolesよりも易しいので初めてのPBに向いていると思います。
450万語時点の感想
「2か月で50万語。これまでも大体そんなペースで読んでいる。
まだ図書館は閉館している。児童書の入手ができない。
grammarをやり直したり、PBを読み始めたのでGRばかりであった多読に幅が増えだした。
小学生向けなPBなら何とかついていけるが、豊富な語彙には驚く。
多聴はあまり継続して続けていない。
OBW5はまだ理解度が低いところもあるが、さらっと読むだけなら何とかなる。児童書のほうが読後疲れがあまりないかもしれない。
GRのほうが文体にこだわって練られているからか複雑なのだろう。
まだまだレベルの向上が感じにくいが2年経過時にはどのような感覚になるだろうか。」
OBW5に差し掛かってまた壁を感じてきているので、文法などほかのことにも手を出していきます。英文で学べるので、多読者としては文字数カウントできるのがいいポイントです。
PBも初挑戦して、難易度を選べば何とか読めましたので、今後はGR以外の選択肢として挙がってきそうです。
多聴も効果がありそうだと思いながら、習慣化できていません。どうしても手元に置いてある本を読む動作にばかり体が動いてしまいます。PCで見るという手間を大きい隔たりに感じているのでしょうね。
もう少しで多読を開始して2年ですが、まだまだ成長の実感がわかないようです。いったいいつになることやら。
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