これまでどんな形で多読を進めてきたか触れてみます。読んだ本の種類や内容とその時の感想を振り返ります。英語多読での語彙数とTOEICスコアから多読の効果を示します。
累積550万語
再読も増やして550万語に到達しました。1度読んだ物語でも2回目はまた新しい発見があって、意外に飽きは来ません。OBW3は1冊あたり1万語程度ですが、この限られた分量の中でもほっこりする物語も楽しめます。難易度と、再読ということもあって読むペースも早くできるので息抜きにいいです。
500万語を超えて読むスピードを測定しています。110~140wpmくらいでした。こんなもんですね。日本語でも読解スピードが速くないので英語ならなおさらでしょうね。wpmについては多読時間とTOEICスコアアップでも少し触れています。
550万語時点の感想
「平均してYL4を再読することが多い。再読なので理解度も高いが、読むのは早くない。 フリーのオーディブルも聞くようになるが、題材は古典の原書なので数段自分の理解を超えたところにある。
ここ最近の目玉はHOLESを読んだこと。理解度は低いが、2年前の本をようやく最後まで読み通したことは成長といえる。日頃の理解度はその成長を感じないものであるが。 GRがほとんどで語彙遭遇率が限られているのか、語彙数が全く増えていない。
7320 test your vocab」
ブレイクスルーといえるほどではないですが、英語多読の試金石といわれるLouis SacharのHOLESを読むことができました。難易度はネイティブの中学生あたりがターゲットですが、大人が読んでも楽しめるとは思います。伏線がよく張ってある印象です。この本は多読を始めた時から存在を知っていたので、モチベーションを上げる手段として買っておきました。将来読むであろう本を手元に置いておき、その本をいつか読める日が来ることで成長を感じれるようにする意味がありました。YL6程度なのでやや背伸びしている感はありますが、章が細切れになっているので今日は1章だけ読もう、と低いハードルでコツコツ進められるのであまり苦労はないかもしれません。ただ分量は5万語程度なので継続して読んでいかないと内容を忘れてしまうかもしれません。
耳からも英語を仕入れてみました。フリー題材のオーディブルがあり、有志が古典題材などを読み上げています。どんなもんかと試してみました。題材はThe Railway Childrenです。GRでも読んで印象がよかったのでこれを選びました。オーディブルのコンテンツとしては原書を読み上げています。やはり原書とネイティブの通常速度の音声の組み合わせということで難易度が高く、定着して取り組むことができませんでした。
TOEIC試験の感想 550万語時点
550万語時点でちょうどTOEICテストを受けました。そのとき感想です。
「塗り絵は20個。 リスニングは単語がいくつかはっきり聞こえてくるが、つながりとしてわからないことが多い。結局は大意としてつかめていないからまだまだ。 前半のいかにも定型な機内や販売の会話はわかるが、クレームの入電などはまだつかみきれない。 後半のリスニングは集中してすべてを聞いてから回答に移る感じであるが、いざ回答時には内容がさっぱりわからない。
リーディングでは文法的な問題は悩んでから、最後は感である。まだ足りないところだ。 見たことない単語もあるにはあるが、それよりも文法的につかめない感じである。あとは単にスピードがない。 当然テクニックに頼ること無く、順番に頭から読む。切羽詰まって読むでもなく、普通に読む。だからこそ遅いが、疲れもあまりない。 これでよいと思っている。」
前回多読履歴 ~300万語 語数毎の感想から約1年経過し、+250万語の経験値を積みました。まったく変化ないですね。塗り絵個数が前回25個から今回20個に減ったくらいの変化です。ちゃんと受けているつもりですが、あせったり、早く解かなきゃというような必死感なくいつもの多読中のように英文を読んだ感覚があります。なのでTOEICを初めて受けた時のような重い疲れはありませんでした。
普段英会話をする機会はほぼ無いですし、TOEICの過去問題集に取り組んでいるわけでもありません。それでも日本語環境にいて英語のお勉強はしていないにもかかわらず、点数を維持できているのがある意味多読の効果として喜べるところでしょうか。
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